夢の国、ディズニーランド・ディズニーシーではパーク内のあちこちにシャッターチャンスが溢れてますよね!
実際、パーク内ではスマホや一眼レフカメラをぶら下げて撮影に臨んでいる方も非常多く見かけます。
特に夜になるとイルミネーションがとても綺麗で、カメラに慣れた人であれば三脚を用いて綺麗な写真を撮りたいと考える方も多いかと思います。
しかし、夢の国ディズニーランドでは、安全面などの点から、三脚が使用できない決まりになっているのです。
日中の撮影であれば何とか手持ちでも綺麗に撮ることはできますが、夜景を本気で綺麗に撮ろうと思えばやはり三脚が必須です。しかし、使えないものはしょうがないので、代用案を考えなくてはなりません。
そこで、三脚が使えないディズニーランド&ディズニーシーで、できる限り綺麗に写真を撮れるようなテクニックを今回ご紹介させていただきます。
ディズニーランド&ディズニーシーで三脚は使用不可
まず大前提として、ディズニーランド及びディズニーシーではカメラの三脚の使用はできません。
パークでは一脚・三脚、自分撮りスティックは使用できませんが、小さくたたんで片手で収まるハンドサイズのものに限り、以下の状態でご使用いただけます。
ご使用の際、頭の高さを越えない範囲であれば、小さくたたんだ状態で片手で持っての撮影が可能です(高さに限らず、機材を伸ばした状態での撮影はできません)。
片手で持ったときに、機材の余り部分が長過ぎて両手で持つ場合は、撮影できません。
ディズニーランドでは、安全性などからの側面から、撮影補助機材としての、三脚・一脚・自撮り棒の使用を原則禁止しています。しかし、上記でも記載のとおり、小さくたたんで片手で収まるハンドサイズのもの関しては、頭の高さを超えない範囲かつ、片手で撮影できる範囲であれば認められています。
上記の公式HPの回答から、カメラを固定するための三脚の使用は認められていないことが分かります。たとえ、周りに迷惑が掛からないような小さなサイズの三脚でも、ディズニーランド&ディズニーシーのパーク内では使用は禁止されています。
三脚に代わるものは?代用案について
ディズニーランド・ディズニーシーで三脚の使用は禁止されていますが、三脚の使用に代わる代用案をご紹介させていただきます。
三脚に代わるアイテムについて
まず、三脚に代わる機材の使用についてですが、この案は難しいです。
というのも、ディズニーランドやディズニーシーでは三脚の機能を備えた機材の使用自体を禁止しているからです。
商品名に『三脚』と記載がなくても、三脚と同じ機能を備えているものであれば、パーク内での使用はできません。
パーク内の塀や手すりを利用する
三脚の使用が禁止されているディズニーランド・ディズニーシーでカメラを固定して撮影するためには、パーク内の塀や手すりを利用する方法が有効です。
単純に塀や手すりにカメラを置いて撮影するだけなのですが、手持ちで撮影するよりも遙かにブレを抑えることが出来るので、遅いシャッタースピードにも対応できます。そうすることで、よりノイズを抑えた綺麗な写真を撮ることが可能になります。
この写真はパーク内の手すりにカメラを置いて撮影した写真です。シャッタースピードを3秒まで遅くすることができたので、ISO感度も上げずに済みました。そのお陰でノイズの無い綺麗な写真を撮ることができました。
撮影できる場所が限られてしまう制限はありますが、特に夜景撮影で有効な方法なので、是非試してみてください。
手ブレしないスキルを身につける
綺麗な写真をとるためには、とにかくカメラをブラさないことが重要です。
そのためにカメラを固定できる三脚のニーズがあるのですが、三脚が使えない場面で、カメラを固定できる環境がない場合は、手持ちで撮影するしか選択肢はありません。
日中の明るい時間だと、速いシャッタースピードで十分な光を取り込めるので、そこまで気にしなくても綺麗な写真は撮れます。
しかし、夜間の手持ち撮影は少々状況が厳しいです。夜間の手持ち撮影で適正露出(適度な明るさ)を得るためには、主に以下の設定が重要です。
- シャッタースピードは可能な限り遅くする
- F値は可能な限り小さくする
- シャッタースピード及びF値を設定したうえで、まだ明るさが足りない場合はISO感度を上げる
シャッタースピードを遅くすればするほど、撮影時の少々のブレで、ブレブレの写真になってしまいます。
人間の手持ち撮影で遅くできるシャッタースピードはやはり限界がありますが、手持ちでもカメラを上手く固定できれば、遅いシャッタースピードでカメラに多くの光を取り込むことができます。
三脚が使用できない場所では、塀や手すりを見つけてそこにカメラを置いて撮影することができるのですが、それすらもないような場所であれば、やはり最後に頼るのは己自身です。脇を締めて撮影する、足は肩幅に開くなど、手ブレしない基本的な撮影スタイルを身につけることが一番の近道です。
ディズニーに限らず、三脚がない場合の綺麗な夜景撮影の方法については、こちらで詳しく解説していますのでご参照ください。
まとめ
大前提として、ディズニーランド・ディズニーシーでは、三脚の使用は禁止されています。
日中の撮影であれば何とか手持ちでも綺麗に撮ることはできますが、夜景を綺麗に撮影しようと思えば、それなりの工夫は必要です。
三脚が使えないディズニーランド&ディズニーシーで、できる限り綺麗に写真を撮れるようなテクニックを今回ご紹介させていただきましたが、お伝えした内容は、ディズニーランド以外でも応用できる内容なので、三脚が使えないような場面に遭遇してしまった場合は、是非今回お伝えした内容を実践してみてください!