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【SBI証券】IPOルールを解説!資金拘束やペナルティなど

SBI証券は国内で最も人気のある証券口座です。特にネットに特化しており、ネット系の証券会社では最大手になります。

SBI証券はIPOも充実しており、IPO投資家としては開設必須の証券口座です。

証券会社ごとにIPOの細かいルールが異なるので、今回はSBI証券のIPOにおけるルールをまとめておきたいと思います。

目次

主幹事・幹事について

主幹事及び幹事の数は、数ある証券会社の中でもトップクラスです。

【SBI証券】過去5年のIPO引受け件数
  • 2023年:91件
  • 2022年:89件
  • 2021年:122件
  • 2020年:85件
  • 2019年:82件

IPO抽選への配分について

ネット抽選に配分される割合は約50%程度です。

そのうち、以下の2種類の抽選が行われます。

SBI証券のIPO抽選の種類
  • 60%→完全抽選
  • 30%→IPOチャレンジポイント用の当選枠

IPOチャレンジポイントについては、後述します。

申し込み方法・抽選方法・抽選時間について

ブックビルディング申込期間中にネットから申し込みます。

SBI証券は100株のみの平等抽選ではなく、資金があれば何口でも申込むことができます

なので、資金量がある場合は多めに申込みをすれば当選する確率は上がります。

例えば、資金が1,000万円のAさんと10万円のBさんがいる場合を考えます。1株1,000円(100株単位)のIPO抽選に参加する場合、Aさんは1,000万円の資金で100口分の申込みが出来るのに対して、Bさんは10万円の資金しかないので1口しか申込みできません。申込み口数が多いと当選確率も当然上がりますので、SBI証券の完全抽選枠は資金が多い方に有利な抽選方法であるといえます。

抽選時間は、原則ブックビルディング期日の翌営業日の18時以降です。ただし、大型株や同日に複数の抽選がある場合などには結果発表が遅れる時もあります。

入金のタイミングについて

SBI証券はブックビルディング時に資金が無くても申込みできます。

抽選の時までに証券口座に必要資金を入金しておけば抽選に参加できます。

ブックビルディング時には入金が必要な証券会社は多いので、これは大きなメリットだと思います。

とりあえず申込みだけしておいて、翌日以降の抽選時間までに入金しておけば抽選に参加できますので、資金移動を頻繁に行う必要がある場合などに非常に助かります。

資金拘束、同一資金での重複申込みについて

上述したようにブックビルディング時には資金拘束はありません。

抽選が終わり、当選又は補欠当選した場合は資金拘束されます。

また、同一資金での重複申込みは可能です。

例えば、自分の証券口座に30万円の買付余力がある場合を考えます。A社が20万円、B社が15万円、C社が10万円の3社

の抽選日が重なってしまった場合でも、全ての抽選を受けることが可能です。

しかし、注意点として、当日は1社ずつ抽選が行われます。仮にA社に当選してしまうと20万円が資金拘束されてしまう為、買付余力が30万円-20万円=10万円となります。その場合、C社の抽選は参加できますが、B社の抽選は買付余力が不足しており抽選には参加できません。

同日に複数抽選がある場合で確実に抽選に参加するためには、全ての申込み価格を合算した金額分の入金をしておきましょう。上の場合ですと、20万+15万+10万=45万円ですね。

ペナルティについて

当選株の購入を辞退した場合でも、特にペナルティはありません。

他証券会社では当選を辞退した場合、一定期間IPOに参加できないといったペナルティを課せられるところも多いので、この点も大きなメリットだと思います。

当選したものの、公募割れのリスクが出てきた場合などで購入をキャンセルしたい時もあると思うので、ありがたいですね。

IPOチャレンジポイントについて

上述したように、個人配分のうち、30%IPOチャレンジポイントによる当選枠です。

IPOチャレンジポイントによる当選枠とは、その抽選においてIPOチャレンジポイントを多く使用した人の順に当選が割り当てられる制度です。

IPOチャレンジポイントは、IPO抽選に外れた場合、又は補欠当選が繰り上がらなかった場合に1ポイントが加算されます。

IPOは当たることの方が断然に少ないですから、SBI証券のIPO引き受け銘柄を全て申込めば年間80ポイント近くためることが出来ます。

現在のところ、ポイントに有効期限は定められていないので、無限に貯まっていきます。

ポイントをコツコツ貯めていくだけでS級銘柄でも当選することが出来ますので、将来に来たるS級銘柄の為にも、とにかくポイントを貯めておくことが重要だと思っています。

SBI証券が主幹事の場合、300株などの複数単元の当選も頻繁に行われていますので、一撃で100万の利益が出る銘柄も少なくありません。

ちなみに、貯まったIPOチャレンジポイントを使用して外れた場合、使用したポイントは手元に戻ってきますので、安心してください。

まとめ

以下、SBI証券のIPOルールのまとめです。年間の幹事数やIPOチャレンジポイントなどを考えると、IPO投資には必須の証券口座です。資金の少ない個人投資家にも十分当選の可能性はあると思いますので、まだ開設がお済みでないかたはこの機会に是非ご検討ください。

SBI証券のIPOルールまとめ
  • 60%は完全抽選 30%はIPOチャレンジポイント枠
  • 完全抽選枠は資金が多いほど有利
  • BB時に入金は不要!抽選時に入金しておけばOK!
  • 同一資金での重複申込み可能
  • 当選キャンセルによるペナルティなし
  • IPOチャレンジポイントを貯めればS級銘柄当選の可能性もあり!

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